わたしは、「自分の体は硬い」と思ってきました。
今も、長時間緊張をした時や、1日体をほぐせずにいた時に感じます。
その時は、昨日の自分や、一番柔らかい頃の自分と比較してそう思っています。
幼い頃、土曜日のお昼ご飯に、駅前の和菓子屋の炊き込みご飯のおむすびを食べることがありました。
少しの甘さと、しっかりとしたお醤油の味がする、そのおむすびを食べるのをちょっと楽しみにしていました。
食べたのは数回で、特別印象的ではなく、「また食べたいな」などとも、思い出すことはありませんでした。
ある時、ストレッチをした後に、ふと、そのお店の外観が思い浮かんで、おにぎりの味も思い出しました。
そして今まで自分が、そのおむすびの味の濃さや、甘さとしょっぱさのバランスと同じにしようと、比較して味付けをしていたと気づきました。
比較していたことに気づいてからは、体の硬さも味付けも比べないで、「今日は股関節がほぐれているな」とか、「お弁当だから、濃いめの味にしよう」とやることで、おもしろさが小さくフツフツと湧いている体感があります。
忘れている事でも体には記憶が残って在って、体をゆるめると、色んなことを思い出します。
思い出すのはいつも一瞬で、写真や静止画です。それは忙しかったり、他に考え事をしていたら気づかないくらい、一瞬というのがあります。
でも、その一瞬をちゃんと掴まえて、「こんなことがあったな」と浸っていると、芋づる式に出てきます。
当時の家の中の様子や、土曜日のお昼ご飯のゆるい時間の流れや、家族との関係、その頃の自分にとっての学校がどんな位置付けだったかなど。
他の色んなことも、気がつかずに基準にして比較していて、「これがいい」「よくない」などと、おもしろく感じられていないのかもしれないと思います。
インナーチャイルドがしっかりと生まれることではない、インパクトが大きくはないこと。その莫大な体感の記憶も、今の自分を創っているのかもしれないと思います。
わたしは、今が一番体が柔らかいと思っています。
手が届く場所が変わったり、骨の近くの筋肉を動かせるようになったり、細胞と細胞の間に同じ位の隙間を空けてる感じがする時に感じています。
体が柔らかいということは、つまり、自分で動かそうとした箇所を、自由に動かせることだったんだと感じています。
一般的には、年齢を重ねるにつれて体は硬くなると思いますが、それは何もしていない場合なのだと思います。
そんなご自分の体に聴くことのサポートをさせていただくイベントを開催させてもらいます。
ご参考になればさいわいですが、過去の本イベントの記事をお読みいただくと、どのようなイベントなのか、イメージしやすくなるかもしれないです。
よろしくお願いいたします。
1.日時 2021年5月18日(火)もしくは5月23日(日) 13:00~14:30
2.料金 3,850円(税込)
3.定員 1名
4.会場 神奈川県三浦郡葉山町
https://shiftingbaseline.storeinfo.jp/pages/5019409/STATIC
詳細は、申込後にご案内いたします。
5.お問合せ、お申込 shifting_baseline@yahoo.co.jp
6.お申込期限 実施日の前々日まで
お申込の際には、ご希望日を明記いただきますよう、よろしくお願いいたします。
また、特定商取引法の関係があり、当日、申込書にお名前とメールアドレスをご記入いただく必要があります。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
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