【イベント】今の自分に合わせた食の選択 2021年12月

先日、カフェでティラミスコーヒーゼリーを食べました。
 
わたしは普段、添加物やグルテンや砂糖を食べなくて、加工品や外食を摂ることがほぼありません。

自分でこしらえた料理で不満はないですが、いざという時の選択肢があると心強いし、自分がしない調理方法やメニューを知るのはおもしろいので、常に探しているところがありました。
 
カフェでこのゼリーをみかけて、ティラミスコーヒーゼリーの原材料を予測し、カフェの他のメニューの内容や、店員の方や室内の様子から、このゼリーはいけるかもしれないと思いました。
 
そして、オーダーする前に、店員の方に原材料を確認しました。
 
添加物は入っていない。小麦はゼリーにも入っていることがあるけれど、これには入っていないということでした。
 
わたしは、食べものは原材料だけでできている訳ではないと思っているので、原材料だけで決めることはしていませんが、それでも、比較的、これは大丈夫そうだと思いました。
 
「いける」だの「大丈夫そうだ」だのと、こんなふうに真剣に慎重に食を選択するようになったのは、ここ7年。それまでは、食べたいものを食べたいだけ食べていました。
 
ここ15年かけて食が推移してきた感じですが、

これまでは、あれを食べなくなった、食べるようになった、量が少なくなったなどの、緩やかな推移でした。
 
それが7年前。大きな体調不良があったのがきっかけになりました。
 
食べると嘔吐をし、激しい腹痛、胃痛、頭痛、ぐったり感がおきました。
 
「やれやれ、痛みが減って回復し出したかな」と、お粥やお味噌汁やぬか漬けを食べると、また嘔吐、胃痛、ぐったり感。

2か月位、食べるとそんな調子でした。当時も水を大量に飲んでいましたが、ぴたっと飲めなくなりました。飲んで食べることが恐怖になりました。
 
激痛と体力の消耗に自炊ができず、近所で20年以上自然食を提供している、その作り手の方は、ご自身が長く自然食を実践されてきたそうですが、

そんな方の作る菜食料理や発酵食品や調味料の定食やお味噌汁を食べても、体調不良は続きました。
 
今思うと、それらは少なくとも、農薬や肥料を使っている野菜で、麹は小麦で、水は浄水器付きの水道水だったのはあるけれど、その時は、理由がわかりませんでした。
 
体に優しいとされているこれらが合わないならば、自分は何を食べたらいいんだろうと途方にくれました。

当時を振り返って考えると、自分が料理や調味料の原材料をだいたいしか把握していなくて、雰囲気というか、体に良さそうなものは疑うことなく食べていたのがありました。
 
それはつまり、なんとなくで、だいたいで、食べることに本気ではなかったのです。

理由は、本気になると、勉強が必要で、材料を集める手間がかかるし、世の中のほとんどの材料や加工品を諦めることになるからです。
 
「いける」だの「大丈夫そうだ」だのと選ぶのと違い、「食べたいものを食べたいだけ食べる」は、一見爽やかで健康的ですが、私の場合は、本気になるのが億劫だからやっていただけでした。
 
また、食べられなくなって、自分がいかに食べることで気持ちが紛れていたかに、気づたのがありました。
 
疲れた時に食べる。考えながら食べる。落ち着かないから食べる。なんとなく食べる。目の前にあるから食べる。

食べることで紛らわせていたのが、できなくなって気づきました。
 
そして、料理や材料を検討する、買い物、料理をする、食べる、片付ける時間。

「あのお店のあれをいつか食べよう」とか、「帰りに商店街の蒸したてのシュウマイを買って帰ろう」と想像する時間が必要なくなり、

一日のタイムスケジュールが空きました。空いたのが本当にがっぽりだったので、いかに自分が食べることにエネルギーをかけていたかに気づいたのです。
 
そして、自分が食べられるものを見つけ出すために、「本当にこれを食べたいのだろうか」、「今の自分の体に本当に必要なのだろうか」と都度真剣に考えることに、エネルギーをかけるようになりました。
 
真剣に考えるとは、具体的にどんなことをしたかいうと、一つは、体を感じるようになりました。
 
体を感じるとは、人との対話において、質問をして、相手の言葉や表情やしぐさから、「どんな気持ちかな」と聴くのと同じ感じです。
 
やり始めの頃は、無反応に感じてさっぱりわからなかったけれど、やっている内に、わかる感じがするようになってきました。
 
わかる感じは、何かを食べる前に、体を感じて、「これは必要そう」「これは不要そう」とどちらなのかを感じるまでやってみて、
 
そして、実際食べて、「調子がいい」「必要なかった気がする」と感じていくことで、体からのどんな反応の時に、体がどんな反応をするかを憶えていくことで、得てきました。
 
わたしの場合は、それを3,4年かけてやってきました。今もやっています。

途中わかったと思ってもやっぱり違ったこともあって。でも続けていくと、徐々にそれが減りだしたのがありました。今では、応答をリアルに手に取るように感じる独特の感覚があります。
 
先日、カフェでティラミスコーヒーゼリーを食べる前も体を感じて、一つならば平気そうだと食べました。
 
そのティラミスコーヒーゼリーはとってもおいしかった。コーヒーゼリーの部分はちょっぴり苦味があって、その上のティラミスには、仕上げにココアパウダーがかかっていて。ティラミスのマスカルポーネはほのかに甘くて、白砂糖の甘さよりも食べやすかったです。
 
食べている最中、違和感はなかったです。世の中には探せばあるんだななんて、はしゃいでしまいました。食べ終わった後は、「ああ、また食べたいな」と思いました。
 
が、しかし、そんな様子で食べたけれど、食べたその晩、体が痒くなり、じんましんが出ました。翌日も痒みと腫れは引かなかったです。久しぶりでした。
 
「体を感じたのになぜ?」と一瞬思ったけれど、一つは、普段真剣に慎重に食を選んでいても毒は溜まっていて、たまに、わあっと出す必要があるからのように思います。

在庫セールみたいなものだと思います。
 
もう一つは、食べることで場所や人と馴染むことができるので、それが必要な時があるからのように思います。

食べもののエネルギーを摂り入れて、同じエネルギーが体の中に在る状態になると、

同じ釜の飯を食ったり地産地消は、一緒に食べた人や生産者の方との親密度が一気に上がるなとわたしは感じることがありますが、そんな理由があるように思います。
 
体に良いとされていない、むしろ逆の場合でも、食べることで暮らしやすくなることはあるかもしれないと思います。
 
3,4年前から今も思うのは、体を感じるにつれて、自分が「おいしい」「食べたい」と思う=体が必要としている訳ではないというのがあります。

「おいしい」「食べたい」で食べるものを選択しなくなるにつれて、体や心が楽になっていったのがあるのです。
 
ただ、体を感じること、本当に必要なものを選ぶことは、時間がかかりました。そのくらい体の応答は、現代の生活をしていると、小さくて感じにくいものだと感じています。
 
私は、食を選択する時にこれらを参考にすることで、体や気持ちが楽になることに関係していくと思っています。

ご自分に合った食のご提案をさせていただき、体を感じるサポートをさせていただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

1.実施日時 
2021年12月14日(火)13:00~14:00
2.場所 神奈川県三浦郡葉山町
https://shiftingbaseline.storeinfo.jp/pages/5019409/STATIC
お申込後に、詳細をご案内いたします。
3.料金 3,850円(税込)
4.お申込、お問合せ shifting_baseline@yahoo.co.jp
5.お申込期限 実施日の前々日まで

特定商取引法の関係があり、当日、申込書にお名前とメールアドレスをご記入いただく必要があります。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

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