【イベント】あたためる 2021年12月  

私は、15年前から、色んな健康法を試してきました。
 
こんな言い方をすると、「やってきました、わたし」みたいな感じですが、どれも健康のためにとはじめていなくて、世の中で健康法となっていただけという感じです。
 
私は根性はあんまりなく、何をするにも、努力は可能な限り省きたいと思っています。

9年位前に、お寺の座禅会に参加してみようと思ったことがありました。理由は、なんとなく思ったからでした。

お寺に行って、おしょうさんらしき方に、「座禅をしてみたいんです」と言ってみました。すると、「覚悟はあるのか?必要だぞ」と真剣な表情で聞かれました。

なかったので、「え?ないです。じゃ、止めます」と言って、それ以来、座禅をやってみようなどと思うことなくきました。

基本的にはそんな感じです。
 
ただ、きっと人並外れた「体を温めたい」という長年の願いがあったため、体をあたためることは、まず一番に始めました。
 
長年の願いというとスマートな印象になるかもしれませんが、そんなもんじゃありませんでした。
 
「体を温めたい」欲の大きさは、そりゃあ偉大でした。思っていた以上で、自分でも驚きました。「今日は暑い!」という真夏日以外、それって一年で3日とかですが、それ以外はいつも寒い状態だったのです。
 
その状態を回数にしたら何回、大きさにしたら何㎥?という感じです。
 
大雑把ですが、一回思うごとにサッカーボール一個分のエネルギーが湧いたとして。でも、真冬はそれが多かったり大きかったり。夏場のは、「何だか寒い」といつもあった感じだったなどと計算したら。
 
大きさを現すのに、東京ドーム何個分と現しますが、そうですね、東京ドームでいったらいくつになるだろう。うーん、何兆個とかかな。それ以上になると単位がすぐ出てこないから兆といったけど、そうなると地球サイズを超えて、宇宙サイズかもしれないです。
 
そんな状態で試した、本気で温め出すきっかけになったのは、ホットヨガのクラスに参加したことです。
 
あれって、部屋がかなり暑くて蒸します。ホットヨガによって温度湿度は違いますが、私が4年半やっていたのは、その中でも高温で高湿度、アクティブな動きできついと言われるヨガでした。
 
そのクラスに入室して、はじめて参加した時、これまで衣類や暖房で温めようとしても温まりにくかった体が温まって、汗が出ました。そして、涙がほろりとこぼれちゃったんです(照)。
 
ほっとしたからだと思います。普段、緊張をしていて、力んでいるなんて思ってもみなかったですが、その時に体と心が緩んで、自分が常に緊張状態だったと気づきました。

体を温めると、免疫や代謝や循環などが上がり、体温が1℃違うと、それらが何%違うと医学的に証明されているようです。

体が温まると、その医学的証明が、「そうかもな」と、世の中でいう直感的というか、肌感覚で思ったのがありました。
 
それは一言でいうと、体と心が元気になる感じから思いました。
 
その%を、「そうかもな」と思わない時期がありましたが、それはまだその元気になる感じがあまりなかったからだと思います。
 
やがて、その%よりも自分は大きいような体感になったこともありましたが、平均を取って、さらに個人差があると考えると、「その位かも」と思った時期はありました。
 
そんなで、私は、体が温まることで、弛緩状態になっていると感じてきました。
 
緊張していると、何もしていなくても体力気力が消耗しているから疲れます。そりゃそうです。体が温まっていないと、常にそんな状態と言えると思います。
 
そんな緊張状態で一日過ごして就寝すると、起床しても疲れが取れていないです。
 
それは、物事の考え方や解釈の仕方が悲観的になるというか、先々のことが不安になりやすいのに関係していると思うのです。なぜかというと、体が温まっていない時とそんな状態はセットでおきてきたからです。
 
そんな状態は、世の中全体にあるように私は感じていますが、つまり、それはみんなの体が温まっていないからなんじゃないかと思うのです。
 
私は、「体を温めたい」欲が宇宙サイズだったために、暮らしの全てで、常に温めることをしてきました。
 
体を温めると、他の考え方や解釈に変化します。考えてみると、「幸せだな」とか満たされた気持ちになるのは、体が寒い時はあまりないです。
 
だから、何かあったら(そんな時、大抵体が寒いです)、まずは体を温め、「体が温まってから考えよう」とやってきました。そして、温まってくると、大抵だいたいのことがどうでもよくなっているのがあります。
 
寒いと、時間をかけても同じことをぐるぐると考えて決めることができなかったり、一つの同じ考えしか浮かばないことが多かったですが、

体が温まった状態で考えると、考えが短時間でまとまりやすく、温かい内容の解釈になりやすいのがありました。
 
ホットヨガ以外にもいろいろな方法で温めてきて、体の温かさを保つだけで、かなり楽に暮らせるのだと私は思っています。
 
人に、その方法を話したら笑われたこともありますが、止める選択肢はさらさら湧かず、さらに、体を温めやすくて、温かい環境にいることを望んできました。
 
人それぞれ止められない、やらずにいられない。時間や情熱やお金をこれにはかけているということがあるように思います。

私にとっては、その人生を通してやっていくであろうと言えるそれが、体を温めることです。
 
あとは、数年かけて身についた体質は、私の場合でいうホットヨガがそうでしたが、自転車の漕ぎはじめと同じで、はじめは何も考えずに、こんこんと止めない時期が必要だと考えています。
 
考えだすと止めるための理由はどんどん出てきます。

きつい、効果がない、こんなことをやって意味があるのか、他にやらなければけないことがある。文句ばっかりが出てくる時期があるかもしれません。
 
また、何でもバランスよくやるのが大事、無理しないでやる、本当に自分に合った方法なのかを考えてやる。

世の中でわりと聞く、違和感のない耳障りのよい安心感のあることが浮かぶことがあるかもしれません。
 
私の場合のそんな時期、潜在意識にあったのは、「変わりたくない」というシンプルなものでした。それが、さも常識的で社会的で大人な考えとして出てきていました。
 
それをスルーして、こんこんと止めない時期が、必要だと思っています。アンバランスでグラグラで、無理をしていて、自分に適していないなということを、止めない時期です。
 
例えるならば、お店で、小さい子どもがお母さんらしき方に、「あれ買って」と泣いて訴える場面があったとして。でも、お母さんは、「そう」と言いながら、せっせと買い物をしている、そんなお母さんの状態です。
 
買い物を進めるにつれて、子どもは泣き止み、訴えようという気持ちが静まっていく、やがて、そんな状態な時期がくるように思います。
 
もしかしたら、子どもは買い物を終えても、成人しても、出産してお母さんになっても、死ぬ間際になっても、お母さんに訴え続けるかもしれないです。

「あの時、買ってほしかった」と、正月に会うたびに言うかもしれないです。それでもです。
 
その時期を、人生で一度も体験しないまま終わるという人が、多分、少なくなくいると思っています。
 
そして、多分、そんな時期は人からすると「あ、そうなんだ」程度のことなのだと思います。

もしくは、忙しく余裕のない人から、冷たい目で見られている感じがするかもしれないです。
 
それを感じて、モチベーションが下がる一瞬があっても、それでも止めないことが必要な時期があると、私は思っています。
 
なぜならば、何かが変化するのに、シフティング・ベースラインのために、必要な時期だと思うのがあるからです。
 
私の場合は、ほろりとこぼれたあの涙の温かさが道しるべでした。
 
体を温めることが自分の本物のニーズだと捉えて、あとは、「ヒーヒーとふらふらになっている自分はかっこ悪いな」と思いながら、にんじんを目の前にぶら下げた馬のようにやっていました。
 
今になれば、そんな自分を笑えますし、かっこよいやり方はあるのだろうかと考えてみますが、それでも、どう考えても不可欠で、回り道ではなかったと思っているのがあり、
 
それが、私が大事だなと思う人や、出合ったばかりの人や、仕事としてご提供する際の、核となっているのがあります。
 
短縮はできず、その無駄とも思えるたくさんの手仕事での感覚が、ある日突然、点と点が繋がったように感じ、深い納得感が降りてきて、自信が生まれ育つことになると思っています。
 
手仕事がないと頭だけの理解になり、自信が生まれないことも体験していますが、

ある程度継続すると、知識の把握はできますが。が、それで自信が生まれることはなかったです。
 
その自信は、何をしていても、何をしていなくてもある安心感や、「自分は何とかなる」という根拠ない信頼感、自己肯定感が生まれ育つことになると思っているからです。
 
それらが本当にあたたまった状態になることに関わっていると、私は思っています。
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 
1.実施日時 
2021年12月7日(火)13:00~14:00
2.場所 神奈川県三浦郡葉山町
https://shiftingbaseline.storeinfo.jp/pages/5019409/STATIC
お申込後に、詳細をご案内いたします。
3.料金 3,850円(税込)
4.お申込、お問合せ shifting_baseline@yahoo.co.jp
5.お申込期限 実施日の前々日まで

特定商取引法の関係があり、当日、申込書にお名前とメールアドレスをご記入いただく必要があります。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

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